たかがウッドデッキ、されどウッドデッキ

ウッドデッキ用木材の選び方

ウッドデッキ木材の選び方
弊社はウッドデッキ用の木材の販売会社ではありません。創立以来、二十数種の木材（施工経験のある樹種）・木粉入り樹脂等でウッドデッキを700箇所以上製作・施工してまいりました設計・製作・施工専門会社です。
従いましてどのような木材でも施工できますが、弊社では次の項目の観点からウッドデッキ用木材を選定し、ウッドデッキの製作・施工を承っております。　
【ポイント１】耐腐朽性はあるか
有機物である植物の木材が永久的に腐らないということは有り得ないです。
しいていえば、腐りやすい木と腐りにくい木があるというのが正解かと思います。
「海外では50年、100年は腐らない木といわれている・・・・」が日本では7〜8年で腐ってしまったという事例もあります。確かに外国の気候・風土では50年も腐らない木はありますが、日本に多く分布している腐朽菌での試験・実証がなければ海外では腐らないが、日本国内では数年で腐ってしまったという事になりかねません。宣伝文句の「海外では〜」というのはなんとも無責任な言葉なのではないでしょうか！
弊社ではウッドデッキに使用する木材の条件として、ＪＩＳの防腐性能試験方法での質量減少率1％未満を目安としております。以外とこの試験すらもしないで耐久性が抜群とか腐らない木といって市場に出回っている木材があるのが現状です。
資料を請求する時には必ずこの試験成績書をもらい確認してみてください。資料請求はこちら
ウッドデッキ用木材を販売している会社の中には「腐らない木」「30〜50年は持つ」と謳っていながら、いざ腐朽に対し5年の保証すら出してくれない会社がたくさんあります。
そして国内で施工して10年以上腐らないで現存しているウッドデッキ・ボードウォークがたくさんある樹種かどうかも確認する必要があります。
【ポイント２】　防かび性能はあるか
特にバルコニーウッドデッキの床板裏側はどうしても湿気が抜けにくく黴が発生しやすい条件下にあります。そこで防かび成分があるかどうか大きな選択基準となります。
東京都立産業技術研究所において、イペ・ボンゴシ・ジャラ・チーク・ウリンの5樹種の抽出成分でイペの抽出成分のみが防腐・防かびの効果がある事が実験から確認されています。
（他材と比較して防カビ効果がありますが、100％カビの発生を防ぐものではありません）
【ポイント３】　耐候性はあるか？経年変化は小さいか？
耐腐朽性もですが、この耐候性も大事な項目です。実際ウッドデッキは数年経ちますと紫外線・風雨により木材のアバレ・割れ・ささくれ・表面の荒れが少なからず発生します。
自然の素材ですので、若干のこのような現象はやむを得ないのですが、木材によりその発生の度合いに歴然と差がでてきます。木材によっては表面がボロボロになりみすぼらしくなってしまいます。やはり少しでも少ない木材を選びたいものです。
ちなみに木分入り樹脂デッキ材もこの経年変化からは逃れられません。樹脂も当然紫外線による劣化もありますし、樹脂は熱可塑性ですので温度が高くなれば大きく伸び、寒くなると収縮する性質があり、これを繰り返す事により寸法・形状が変化してきます。特に夏の暑いときに載ったり重いものをのせて置きますと歪んだまま元に戻らなくなってしまう場合もあります。
【ポイント４】強度は大きいか？
よく強度が小さい木材を使用するときはその分、厚く・大きな断面の材を使用すれば問題はないとされていますが、確かに床板・構造の部分にはあてはまる話です。
しかし、強度も要求されるがデザイン性も欲しいフェンス・ベンチ・テーブル・室外機カバー等はごつい材寸法で製作するとデザイン性が損なわれます。やはりデザインも大事ですよね。
細くても強度のある木材で製作したものは色々なデザインでの製作が可能となります。　従いまして弊社では、強度もあり、材断面も豊富な木材を使用しています。
弊社では使用する木材の強度試験も公共の試験場にて委託し、その結果により構造計算を行う為のひとつの資料としています。（強度試験データを欲しい方は問い合わせ欄にご記入ください）資料請求はこちら
テクノグリーンが施工した経験がある木材
1） ハードウッド・・イペ、ウリン、セランガンバツー、ジャラ、クマル、ジャトバ、マサランドｳーバ、　　　　　　　　　パープルハート、グリーンハート、イタウバ、ボンゴシ、ピキア、アンジェリン、スポッテッドガム、ケンパス
2） ソフトウッド・・杉、桧、ヒバ、米松、サザンイエローパイン、米栂、ＳＰＦ
　　　レッドシーダー、レッドウッド、サイプレス（ハードウッドに分類する人もいますが基本的には針葉樹＝ソフトウッド）
 
弊社が奨めるウッドデッキに適した木材はイペ
この4つの条件を総合して判断しますと、現状国内で入手できる木材では今のところウッドデッキに一番適している木材は「イペ」と弊社は結論づけています。
ただ、新しい木材も海外から入ってきていますし、新しい素材が開発されるかもしれません。
弊社では、まだあまり市場に出回っていない木材、素材につきましても継続的に試験を行い、優れた木材・材料と確認できましたらそれでウッドデッキを施工していく所存です。イペ材に関しましてはこちら
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